報連相(ホウレンソウ)を上手に行う、3つの準備
「ホウレンソウ!ちゃんとしろ!!」みなさん、言ったこと
言われたこと、ありませんか?
言われた通りにやっても、注意された経験ありませんか?
※昨日、言ってたことと違うじゃん!とか指示する側、される側 どちらも難しい【ホウレンソウ】これを上手に行う為の30分で出来る3つの準備について説明します。
関係者が100名以上いたプロジェクトの責任者を務めて、無事に成功させた私が、もらうと嬉しい上手な「ホウレンソウ」について、実例を交えてまとめました。
伝えたいこと、聞きたいことを3つの準備により整理し適切に話すことで、上手な「ホウレンソウ」が出来ます。
- 話題を洗い出して整理(3層構造整理)
- 話題を3つの準備により、ストーリーにする
- 相手に伝える(聞く)
「ホウレンソウ」を理解し、「ホウレンソウ」を使いこなしコミュニケーションを上手に行っていこう
報連相(ホウレンソウ)とは
報告・連絡・相談、仕事などで上司や先輩に行う、コミュニケーションの一つです。
目的
- 部署内の業務効率を上げる
- 問題解決を早くする
メリット
- 部署内のミスが減る
- 部下の状況を把握しやすくなる
- 上司がフォローを入れやすくする
- コミュニケーションをとる機会が増える
- チームメンバーの得意不得意が分かる
主に上司からの指示や命令に対して、部下が経過や結果を知らせる行為
(仕事の進捗状況・結果・成果など)
関係者に業務・作業情報を知らせる行為
(情報・事実・状況など)
業務の過程で困った時や迷った時など、周囲に参考意見を求めること
(「不明点、トラブル発生」などへの「考え・意見・アドバイス」)
話題を整理する3つの準備
話題の洗い出し(3層構造にする)
先ずは「ホウレンソウ」を行いたい話題を考え【事実】と【論理・構成】に切り分けていきます。
今回は下記の3つの話題をまとめ
- 仕事の進捗が「1週間」遅れている
- 今やっている仕事が「難しくて」、進まない
- 有給を取りたい
【事実】とは「いつ、どこで、誰が、なにを、なぜ」など具体的な事象の事で、【論理・構成】は自分が「言いたいこと」「伝えたいこと」をまとめた物
事実:
どこまで出来てる、残りどれくらい
論理:
だから、1週間遅れと判断した
事実:
何が難しい
├作業自体[どの部分?]
└環境[同僚との関係?]
結果どうなっている
├手を付けられていないのか?
└出来が悪いのか(何と比べて?)
論理:
自分で感じる進められない理由
こうしたら進むと思う事柄
事実:
いつ休みたいのか
なぜ休みたいのか(言える場合は)
論理:
休むにあたって、やりたいこと
やってほしいこと
(業務や期限を変えてほしい、など)
「ホウレンソウ」したいこと(話題)を洗い出しました。
ポイントは図のように【事実】から【論理・構成】と下から積み上げるように整理することです。
【事実】が間違っている場合はそれを元に【論理・構成】を考えても意味はありません。。。
話題のポイントを見極める
洗い出した話題を元に、何を伝えたいのか考えましょう、話題は
- 仕事の進捗が「1週間」遅れている
- 今やっている仕事が「難しくて」、進まない
- 有給を取りたい
でしたね、あなたは「進捗が遅れている事を報告したいのか」
「仕事が進まないので、相談したいのか」
「休みたいけど、休みづらいので相談したいのか」
相手に伝えたいこと、相談したいことをストーリーや相談結果(想定)として考え、話題のポイントを設定しましょう。
今回は下記のストーリーとします。
話題の順番を整える
今回はどうしても1日有給が欲しい、でも仕事の進捗が悪い、という状況でストーリーは
【自分で遅れを取り戻して、気兼ねなく有給を取る】としました。
次は伝える話題の順番を考えます。
- 仕事の進捗が「1週間」遅れている
- 今やっている仕事が「難しくて」、進まない
- 有給を取りたい
仕事の進捗が遅れていることも問題ですが、「仕事が進まない」が一番問題だと判断します。
「仕事が進まない」相談を行い、問題を解決次に「遅れ」の【報告】から「遅れを取り戻す」【相談】をするのが良さそうです。
最後にいつ「有給が欲しい」ので、いつまでに「遅れを取り戻す」という【相談】を行うことにします。
- 今やっている仕事が「難しくて」、進まない
➡進めるための相談を行う - 仕事の進捗が「1週間」遅れている
➡実際にどれくらい遅れているのか
どうやったら取り戻せるのか報告・相談する
※相談したら実は2-3日の遅れかもしれません - 有給を取りたい
➡いつまでに遅れを取り戻すのかの相談をする
補足:言葉づかいについて
上手に喋れないので、中々相手に話しかけづらいそういう方もいるかと思いますが、敬語などの言葉づかいは出来る限りでOKです。
(会社・相手、によっては不要な場合も多いですし)
「ホウレンソウ」では相手に伝えたいこと、聞きたいこと【事実】と【論理・構成】が出来ていれば合格です。
※自分なりに丁寧に話せば、相手にもちゃんと敬意は伝わります。
ホウレンソウは機会(チャンス)
アピール
自分の能力や実力を上司や先輩にアピールする「絶好の機会」です。
仕事は難しくて、中々進まなくて当たり前ちゃんと「ホウレンソウ」できる優秀な人材だとアピールしましょう
コミュニケーション
「ホウレンソウ」の仕方がうまいと、先輩や上司は時間をとって聞いてくれますし、色々な助言をくれるようになります。
円滑に仕事をするためにも「ホウレンソウ」を頑張りましょう
まとめ(30分で出来る3つの準備)
話題の[洗い出し・ポイント・順番]
「ホウレンソウ」を行う「話題」を洗い出し、話す内容の「ポイント」を決め(ストーリー作成)相手に伝わるように「順番」を工夫して伝えよう
「話題」の整理には3層構造の【事実】と【論理・構成】を切り分けて、整理していくのがオススメ切り分けが出来ているとストーリーも作りやすくなります。
Appendix(おまけMindMap)
感謝
お読みいただいた方、これまで私を指導してくれた諸先輩方(上司)現在、業務を行ってくれているメンバーありがとうございます。
本記事が気に入りましたら、また来ていただけると嬉しいです。